Surface Pro 8のSSD交換を以前記事にしてましたが、交換後にWindows11が突然再起動する事象が頻発するトラブルが発生しました。
今回はその時にしたことを残しておきます。
なお、SSD交換の記事はこちらよりどうぞ
トラブルの内容
トラブルの内容ですが、
突然マウスポインターが動かなくなる
↓
勝手にWindows11が再起動する(ブルースクリーンが表示されることもありました)
↓
Windows11再起動後に「イベントビューアー」よりWindowsログ-システムを確認すると
ソース「WHEA-Logger」、イベントID「1」のエラーイベントが記録されている
という事象です。
ただ、再起動後は発生しなかったのでそういうこともあるかと、気にしてなかったのですが後日電源投入してまた数分後に発生したのです。。
おかしいなと思い何度か試していると再起動後は発生しないが、電源投入後は必ず数分後に同じ事象が発生することがわかりました。
ここから長い試行錯誤が始まりました。。
試したこと
イベントビューアーの内容を調査
まず再起動後にイベントビューアーに記録されていた内容を調べてみました。
以下は該当のイベントログをエクスポートした内容です。(赤枠にエラーの説明が、青枠にイベントのデータ領域が16進数形式で出力されているようです)
エラーの説明部分を拡大
「致命的なハードウェアエラー」が発生したようです。エラーの要因はイベントのデータ領域に出力されているとのことなので見てみます。
イベントのデータ領域部分を拡大
この内容は、CPER(Common Platform Error Record)の形式で記録されておりEFIの規格で制定されているようです。
最初の4バイト(青枠部分)「43504552」はCPERシグネチャで、ASCIIコードでCPERと書かれているみたい。。
エラー要因のGUIDがこのデータ領域に出力されているようです。
CPERを扱うプログラムはLinuxカーネルにも入っているので、githubにあったLinuxソースのヘッダーファイルよりエラー要因を特定したいと思います。
「00」の連続でデータが区切られているものとし、最初の4バイト(赤枠部分)で検索してみる。
ただし、この赤枠部分を1バイトづつ逆に並び変えないといけないらしい(大変だ。。)
例.最初の赤枠の「BDC407CF」は「CF07C4BD」で検索するということ。
すると3つ目の赤枠「962A2181」⇒読み替え後「81212A96」がヒットした!
その後の「09ED」、「4996」もイベントログのデータ領域と合致しているので、このレコードがエラー要因のようだ。
ファームウェアエラーだと!
エラーが発生しているハードウェアが特定できるのかと思いきや、ハードウェアはわからないが何かのファームウェアが悪い。。とのこと。ハードウェアを特定できずがっくりです。。
元のSSDに戻してみる
Surface Pro 8の初期不良も考えたが、やっぱり直近で交換したSSDが原因かと考え、元のSSDに戻してみることにしました。
すると元のSSDに戻すと発生しない!
交換用SSDの購入元に確認しようと思ったがebayなので英語でやり取りしなければいけない。。
既に出品者を評価済みだったし今更感もするので確認はやめることにしました。
SSDのチェックをしてみる
とりあえずSSDのチェックをすることにしました。
SSDのメーカー(micron)サイトよりユーティリティをダウンロードして、SSDの診断をしてみたが問題は見つからず。。
再度SSDのメーカーサイトを確認
途方に暮れていたが、何かのファームウェアが悪いとのことなのでSSDのメーカーサイトを再度確認してみることにした。
するとWindows10用のドライバーを発見! 無くなる前にダウンロードしました。
ダウンロードしたドライバーをインストール(解消)
ドライバーがWindows10用なのでインストールするのを悩みましたが、ダメ元でインストールを決行
一度シャットダウンし、再度電源を投入。。
勝手にWindows11の再起動が起こらなくなり、イベントビューアーにエラーイベントが記録される事象もなくなった。トラブル解消です!
終わりに
トラブル解消までに3週間ほど費やしました。。一時は高い勉強代ということでSSD交換を諦めて、元に戻すことを考えましたが、なんとか解消することができ良かったです。
やはりメーカー製ノートPCの部品を自分で交換するのはリスクが高いことを実感しました。
でも今は快適に使用できているので満足してます!
この記事が同じようなトラブルで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき有難うございました。